院長ブログ

レンズ交換後の前房出血

今日は午前のみの外来でした。
手術の申し込みは、白内障3人と霰粒腫1人(34歳男性)でした。

昨日の眼内レンズ交換を受けていただいた87歳の男性の患者さまは、多焦点レンズから単焦点レンズを虹彩の裏側と前嚢の間に入れる嚢外固定を行いました。手術自体は全く問題なく終えましたが、今日の診察の際には、前房(眼の前のスペース)に出血が溜まった前房出血を起こしていました。古いレンズを取り出す際に虹彩に傷がついたか、嚢外固定をするために使ったのが3ピースタイプの単焦点レンズでレンズの支えが虹彩を傷つけて出血を起こしたと思われますが、レンズ自体はきれいに入っており、出血が引くのをひとまず待たせていただくこととしました。もし、なかなか出血が引かない場合や眼圧が上がってしまう時には、出血を洗う前房洗浄をさせていただくかもしれませんとお話しました。

ちょっと時間はかかるかもしれませんが、このまま出血が引いてくれるといいなと思います。

もう一人のレンズ交換の75歳の女性の方も、大阪から来てくださり、遠方からで大変だったと思いますが、レンズ交換自体はうまくできたと思いますので、これで見え方が少しでもよくなってくれるといいなと願います。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

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