院長ブログ

今日の硝子体出血の原因は

今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障3人でした。
今日の手術は、白内障12件、眼瞼脂肪切除1人、硝子体手術2件(硝子体混濁、硝子体出血)でした。

今日の硝子体手術のお一人は、86歳の女性で、1か月くらい前から右眼が見えいにくいと5月末に受診され、年齢的に白内障もありましたが、それだけでなく、眼の奥の硝子体が真っ赤で出血が起きていて、保存的に1か月ほど様子を見ましたが、一向に出血がひく気配がなかったので、今回、出血を取り除く硝子体手術をさせていただきました。硝子体出血の原因としては、網膜剥離、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症などがありますが、高齢の患者さまだったので、加齢黄斑変性(AMD)のせいかなと予測しながら手術を始めましたが、出血を取り除き、眼底が見えてくると、網膜上に赤く盛り上がった出血斑が出てきたので、やっぱりAMDかぁと思いましたが、よく見ると、出血があるのは網膜の中心部の黄斑部ではなく、網膜の血管が走る途中での出血で、網膜動脈瘤の破裂による硝子体出血と考えられました。AMDからの硝子体出血だと硝子体の出血を取り除いても、黄斑部の障害のために視力の回復があまり得られないケースも多いのですが、動脈瘤であれば、黄斑部はきれいな状態なので、十分、視力の改善が望めるので、よかったです。手術は硝子体の出血を取り除き、再出血予防のために動脈瘤の部分をレーザーで凝固して終えました。高齢の患者さまでしたが、頑張って手術を受けていただき、ありがとうございました。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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