院長ブログ

Vivityのミニモノビジョン

今日は午前のみの外来で、手術の申し込みは、霰粒腫3人(2歳女の子、7歳女の子、29歳女性)でした。

7月に右眼、今週の水曜日に左眼の白内障手術を行った40代前半の男性の方は、Viviyを使いましたが、右眼は通常通りの合わせ方をしたところ、やはり近方が見えにくいということで、左眼は少し近視気味になるような合わせ方をし、『両眼で見るとスマホも見えるようになりました』と言ってくださり、思ったような見え方になってくれたようで、よかったです。この患者さまは元々、強度近視で左右の度数差もあり、術後に多少の左右差があっても受け入れることができそうだったことと、右眼の術後、右眼でレンズを使い、ピントの位置を変えて見え方を確認するシミュレーションを行い、『これくらいの見え方なら近くも見えて、左右差も気にならなそう』という近視度数を確認できたことから、左右で少し度数の差をつけるマイクロモノビジョンを選択することとしました。

結果的に、屈折は-0.5Dで視力は遠方1.2 中間70cm 1.0 近方30cm 0.6と遠方視力もあまり落ちずに、近方も見えるようになり、とても満足のいく見え方になってくれて、『先生のおかげです』と言ってくださいましたが、この結果は、患者さまが、自分の見たい見え方をよく考えて、納得して、レンズの種類や度数を選択できたからで、患者さまご自身の努力というか、一生懸命な気持ちのおかげだと思います。まだお若い患者さまで白内障の手術はご不安も大きかったと思いますが、これから何十年も付き合っていく眼を納得のいく、満足できる見え方にできて本当によかったと思います。よい治療ができて僕もうれしかったです。こちらこそ、どうもありがとうございました。

明日から当院は少し遅めの夏休みをいただきます。そのため、今週は毎日外来が混雑し、患者さまにはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした(職員のみんなにも昼休みも短く帰りも遅いという環境にしてしまい、ごめんなさい)。1週間休診でご不便おかけしますが、休み明けからまた頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

TOPへ