院長ブログ

アドオンレンズの手術

今日は午前のみの外来で、手術の申し込みは、黄斑上膜の硝子体手術1人と霰粒腫 3人(4歳男の子、7歳女の子、9歳女の子)でした。

昨日はアドオンレンズの手術があり、最初の白内障の術後に遠視となってしまい、裸眼の視力が0.3程度だったのが、今日は遠方の裸眼視力が1.2まで改善し、ご本人もこれで両眼がそろったと喜んでいただけてよかったです(この患者さまは両眼とも同じような状況で、既に9月に左眼のアドオンレンズの手術を受けていただいております)。

アドオンレンズの手術は、角膜を2.5mmほど切開し、眼の中に粘弾性物質を入れた後に、アドオンレンズを挿入し、虹彩の裏側と眼内レンズの間におさめ、眼の中を洗い、キズを閉じて終了となります。自費治療になるので、費用はある程度かかってしまいますが、眼に対する負担は小さく、合併症のリスクも少ないとてもよい治療だと思っています。いまだにアドオンレンズの治療を行っているクリニックは多くないように思いますが、白内障術後の屈折(ピントの位置)を変えたい方や、単焦点レンズの入った眼を多焦点に変えたいとお思いの患者さまで、レンズ交換がしにくいような場合にはとても有効な方法ですので、検討するとよいかと思います。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

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