院長ブログ

旭川へ 

この週末は北海道へ行ってきました。観光という訳ではなく、旭川で行われた“全日本障害者クロスカントリースキー競技大会“を観戦に行きました。

色々な障害者の大会なので、視覚障害だけでなく、手脚の不自由な肢体不自由や知的障害の選手が参加されていました。大きな障害者の大会に出るには、障害についての診断書(MDF)が必要になるのですが、最近、僕のクリニックの近くに住んでいる女性がMDFの作成目的でいらっしゃり、クロスカントリースキーに挑戦するということだったのですが、この大会にも参加されていて、頑張っているところを見ることができてよかったです(個人的に応援していきたいと思います!頑張ってください!)。

ちなみに、視覚障害者のクロスカントリースキーは健常者が音と声をかけながら前を走り、選手をガイドします。体験会などに時々、参加させていただき、選手やガイドの方とお話する時もあるのですが、選手の方も前向きで明るい方が多く、ガイドの方も視覚障害についての理解も深く、すごくよい関係だなと思いますし、スポーツに限らず、健常者と障害者の関わり合い方の理想の形なような気もします。障害者スポーツに少しだけ関わるようになり、そういうことを知ることができてたのはよかったと思います。今回も選手やガイドの方、また運営の障害者スキー連盟の方の頑張る姿を見て、僕も頑張ろうと思って帰ってきました。

また、羽田の飛行機の衝突事故で行けるかどうかも不透明でしたが、行きも帰りもほぼ時間通りでしたし、安全な空の旅を提供くださる空港や航空会社の皆さんのお仕事も、今まで、正直、当たり前のような気がしてしまっていましたが(すみません、、、)、実際はそんなことはなく、たくさんの人たちのおかげなんだなと思いました。

医療も同じで、安全が前提ではあり、それを担保するための努力も必要ですが、絶対ということはないかと思っています。JALのCAさんのように、何かトラブルや問題が起こった時の対応というのがより大切で、そのための準備や訓練が有事の適切な判断や対応につながると思いますので、しっかり備えていきたいと思います。

そして、当たり前のことも、色んな人たちの努力のおかげということに感謝して過ごしたいと思います。

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