今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障2人と霰粒腫1人(36歳女性)でした。
今日の手術は、白内障13件と黄斑上膜の硝子体手術1件でした。
今日、白内障の手術の申し込みをいただいた60代後半の女性の方は、視力は右1.0 左1.2と良好でしたが、右眼の方は白内障の濁りが強く、手術の予定を入れさせていただきました。ただ、白内障だけではなく、両眼とも黄斑上膜も見られました。膜のせいで黄斑のくぼみもなくなっているくらいで、白内障だけでなく、黄斑上膜を剥がす硝子体手術も一緒にした方がよいかなと思ったのですが、通常、黄斑上膜が進行してくると、中心部の見えにくさや、視力が下がらなくとも、歪みを感じることが多いのですが、今、全く歪みを感じないといことでしたので、白内障の手術のみを行うこととしました。黄斑上膜を併発した白内障の場合、見え方への黄斑上膜の影響があると思われれば、一緒に手術をした方が、一度の手術で済み、眼の負担も少なく好ましいかと思っています。ただ、黄斑上膜があるから必ず、同時に手術しないといけないということはなく、まずは白内障の手術だけして、その後の経過でやはり黄斑上膜の影響がありそうであれば、その後に硝子体手術を追加で行うような方針でよいかと思いますし、今回の患者さんのように、歪みが全くない黄斑上膜の状態であれば、白内障の手術のみで全く問題ないかと思います。白内障の濁りが取れると、黄斑上膜の見えにくさが気になってしまうことはあるかもしれませんが、その時は追加の手術を考えたいと思います。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m