院長ブログ

前嚢収縮

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今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術は、白内障9件、前嚢収縮切除1件、眼瞼下垂1人、硝子体手術1件、霰粒腫2人(1歳男の子、2歳男の子)でした。

前嚢というのは水晶体の周りの袋(水晶体嚢)の前の部分ですが、白内障の手術の時には前嚢を丸く切除し(CCC;連続円形前嚢切開)、そのCCC部から水晶体を超音波で破砕して吸い出し、眼内レンズを入れます。通常はCCCの直径は5.5mm前後を目安に作りますが(眼内レンズの光学部の直径が6mmが多いので)、術後に前嚢は多少、収縮して濁ってきます。今回、今年の3月に白内障の手術を受けた方が、前嚢収縮がとても強くなり、瞳孔の中心部にかかるくらいになって、視力にも影響が出始めたので、それを切除する手術を行いました。

白内障の時の前嚢は最初に切れ目を入れれば、あとは引っ張るだけで裂けていきますが、この患者さまでは混濁が強く、眼内用のハサミで切れ目を入れて、そこから引っ張るだけではびくともせず(あまり引っ張り過ぎると、水晶体嚢の支えが外れてしまうので加減が必要ですが)、結局、全周をハサミで切り取り拡げるようにしました。

僕もこれだけ強い、前嚢収縮は初めてでしたが、邪魔な部分はきれいに取れたので、視力も改善してくれるといいなと思います。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

↑白内障術直後は普通でしたが

↑前嚢が白く混濁し収縮して中心にかかってしまいました、、、

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